命の使い方/落合信彦

落合流人生論。エネルギッシュなエッセイ集である。

その他、著者のエッセイ集として「狼たちへの伝言、2、3」などがあり、なかなか良いことが書いてあるのだが、まぁ、人の言うことは程々に聞いておいて後は自分で物事を考えて生きていかなくてはいけないな、と思った。人のいう事を鵜呑みにせずに「自分で考えろ」といった旨のメッセージも感じるわけで。。。

読了:1997年12月

それでも、もういいや、と思っていても時々読んでしまう著者の本。久々に手に取ったのは「断ち切れ!日本村の感覚(メンタリティ)」
その内容は時に強烈過ぎ、ある種の疑問を抱え首をひねらざるを得ないが、多くの場合において読者を奮起させる。全15章で構成されているが、その内容はいずれも力強い。

私は大学時代に米国の空気を味わい、卒業後は外資系企業に勤務した。しかし、その後に転職した日本の職場では様々なギャップを感じた。外資系が良くて日本の企業が悪いと大別しているのではない。それぞれのやり方に良い面と悪い面があるのだが、そんなことを漠然と考えていた折に書店で見つけたのが本書だった。

そして読了から数ヶ月後、私は転職した。本書が、転職の直接のきっかけになったわけではないが、読了後は何かの憑き物が取れたような気分になり、また背中を後押しされたような気分にもなった。

読了:2002年 6月