吉村昭の本

「また、戦中体験といえば、東京の下町に生まれ、空襲によって三度も家を焼かれ、一命はとりとめたものの、今度は肺結核のための喀血、胸部手術を受けるという、公私にわたる死との対峙を余儀なくされた吉村昭は、己自身と戦争との距離を「戦艦武蔵」(昭41)等の作品を通して “実録”という手法ではかりはじめ、この方法を歴史小説に敷衍化していった作家である。(中略)そして、これらを統率するのが、ノンフィクションの手法を継承発展させた綿密な資料踏査なのである。」

時代小説の読みどころ」 縄田一男 (日本経済新聞社)より

下記作品の感想を書いています。

吉村昭