オシムの言葉/木村元彦

サッカー元日本代表監督、イビチャ(イビツァ)・オシム。数年前のJ-リーグで躍進したジェフ千葉の監督をも務めていた事で日本でも注目された同氏。そんな彼の魅力が自身の語録を通して伝わってくる一冊だ。

インタビュアー泣かせの偏屈者。 続きを読む

終わらぬ「民族浄化」セルビア・モンテネグロ/木村元彦

「加害、被害、抑圧、被抑圧、その連鎖の中で傷つき、自民族こそが唯一の被害者であると深く信じて疑わない眼。」p.223。
民族浄化が行われた現地で、ある農民を取材した時の著者の言葉だ。

その眼の色が変わらない限り、民族の融和はありえないだろう。 続きを読む

誇り —ドラガン・ストイコビッチの軌跡—/木村元彦

ユーゴスラビアが誇る国民的英雄、ドラガン・ストイコビッチを描いたノンフィクション。

ニックネーム、「ピクシー」の本当の由来や、代表デビュー戦でのエピソード、政治的理由による国際大会不参加や、所属チームの八百長疑惑による虚脱感、怪我による無力感、そして日本で味わう様々なギャップ、名将・ベンゲルを監督に招いてからの華麗なる復活など。また、フィールド上ではうかがいしれないピクシーの人間的魅力も描かれている。 続きを読む

悪者見参—ユーゴスラビアサッカー戦記–/木村元彦

政治に振り回される一般市民やサッカー選手を当事者たちの目線で捕らえている。危険地帯にも足を運んでいたようだ。文字通り体を張った取材記録であろう。前作、「誇り」を読んで感動したのでふたたび著者の本を読んでみたくなった。

読了:2001年6月 続きを読む