収納性&デザイン性を考えたオリジナル本棚シリーズ

ジャンル一覧

トップページプロフィールメール送信

ジャンル別作品リスト


更新情報

歴史・時代小説
鎌倉、室町時代
戦国時代
江戸時代
幕末、維新
明治時代
中国など


文藝一般&文学
エッセイ&実録等
思想・哲学・宗教・歴史


お気に入りの作家
隆慶一郎の本
吉村昭の本
司馬遼太郎の本
北方謙三の本


書名索引(50音順)

ケータイ版

 

二本の銀杏(上・下) 海音寺潮五郎 文春文庫


凶作続きで百姓一揆や打ちこわしが各地で相次いだ天保年間。物語の舞台である薩摩藩は比較的恵まれていたものの、農民たちの離散が続いていた。その対策として水路開削などの開墾策を立案・成功させたのが本書の主人公・源昌坊だ。

様々なハードルを乗り越え工事を成功させていく源昌坊らの様子を見ていると、達成感を味わうことが出来る。しかし、それだけで終わる小説ではない。この主人公、少々女癖が悪いのだ。小説に華を添えるロマンスと言えるものかどうか。あちこちで娘たちを夜這いする事を否定するつもりはないが、人妻にも手を出してしまうのだ。不倫。もう見境がない。

源昌坊の立場は郷士だが、相手の夫は郷士頭だ。お互い良く知っている。夫や子供には悪いと知りながらも源昌坊を拒めずに悩み、苦しむ。苦しいが、止められないのだ。しかし、やがて事が発覚。源昌坊と同じ郷士の福崎乗之助が二人の関係に勘付き、郷士頭にそれとなく伝えたのだ。この福崎、源昌坊の事業計画に反対し、もし成功したらひょうたんで腹を切るとまで言った男だ。その二人の仲が良いわけが無い。

物語の終盤、源昌坊は策を巡らせ福崎を切腹に追い込んでしまうのだが、結末の後味の悪さが長く尾を引いた。

読了: 2005年秋 

評価項目評価
一気に読めた
感動した
勉強になった
知的興奮を覚えた
笑えた
色々考えさせられた
ストーリーが良かった

>> この作品をオンライン書店で購入する
Amazon.co.jp ブックストア 二本の銀杏〈上〉
Amazon.co.jp ブックストア 二本の銀杏〈下〉


Google

  • あかね空
  • かくれさと苦界行
  • 影武者徳川家康
  • 神無き月十番目の夜
  • 吉良の言い分
  • 雲霧仁左衛門
  • 講談 大久保長安
  • 始祖鳥記
  • 漆黒の霧の中で
  • 死ぬことと見つけたり
  • 杖下に死す
  • 捨て童子・松平忠輝
  • 高山右近
  • 菜の花の沖
  • 花と火の帝
  • 二本の銀杏
  • 冬の鷹
  • 堀部安兵衛
  • 間宮林蔵
  •  
  • 密室大阪城
  • 柳生非情剣
  • 柳沢騒動
  • 吉宗と宗春
  • 四十七人の刺客
  • 林蔵の貌
  •  

    Copyright(c) 読みま書架 1999-2007 All rights reserved.