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ポーツマスの旗 新潮文庫
外相小村寿太郎は日露戦争後の条約締結を担ってポーツマスに派遣された。ロシアを含む列強との熾烈な外交を描いた小説だ。
ルーズベルト大統領の仲介でかろうじて戦勝国となった日本だったが、条約締結に際しロシアに強気な態度を取れるような底力は日本には残っていなかった。しかし、そんな事情を知らない国民は小村外相に多大な期待を寄せていた。戦勝国としての権利を、である。しかし度重なる外交交渉の結果、賠償金や領土問題などをロシアに大幅に譲歩することで講和が成立した。納得がいかず憤怒した国民は各地で騒動を起し、小村に批判を浴びせた。
ポーツマスでの小村の活躍には目を見張るものがあった。そんな小村外相を思うと、国民の反応が何ともやりきれなかった。
読了: 2001年 9月
| 評価項目 | 評価 |
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| 知的興奮を覚えた | |
| 笑えた | |
| 色々考えさせられた | ★ |
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