「それはまさしく、現代社会を舞台にし、全市民を観客とした、”劇場犯罪”であった。」本文より
1980年代の日本を騒がせた、グリコ・森永事件の完全時効が成立した。江崎グリコ社長誘拐から端を発した一連の事件の真相を追究する一冊。 続きを読む
「それはまさしく、現代社会を舞台にし、全市民を観客とした、”劇場犯罪”であった。」本文より
1980年代の日本を騒がせた、グリコ・森永事件の完全時効が成立した。江崎グリコ社長誘拐から端を発した一連の事件の真相を追究する一冊。 続きを読む
18年ぶりにリーグ優勝を果たした阪神タイガース。それは阪神ファンならずともその年のビッグニュースの一つに挙げられるだろう。大型選手の積極的な補強や選手の意識改革等は、我々一般人から見ても良くわかる優勝の大きな要因だ。
しかし、本書で注目すべきはその舞台裏とも思われる組織内部での著者の活躍だ。著者自身は改革と呼べるような特別なことはしておらず、「あたりまえのことをあたりまえに」やっただけだと述べているが、それが一番困難だったのではないだろうか。「「やるか、やらぬか、「やる」が改革」」とも著者は述べるが、それこそが優勝の原動力となったのであろう。 続きを読む
物書きが読書を語る。
読者にとってこれほど興味深いテーマを記したエッセイ集が他にあろうか。時折、著者の思い出話などが出てきて、話題についていけないところがあったが、余計なことを考えずに読めば十分にもとを取れる本である。 続きを読む
「地震計の針の大部分は記録紙の外に飛び出し、さらに震動が激化すると同時に破損してしまっていた。」(本文より)
大正12年9月1日、災害当時の地震学教室での1シーンだ。群発地震に脅える市民や、自らの学説を断固譲らない地震学者たちの様子を描くことから始まるこの作品は、緊張感と共に「その時」を読者に予感させる。 続きを読む