徴兵制で成り立つイスラエル軍。その目的は国防とされるが、隣国パレスチナへの入植、抑圧戦争が顕著だ。パレスチナ人が住むヨルダン川西岸、ガザ、東エルサレムを軍事占領したイスラエル軍だが、民間人への攻撃が後を絶たない。占領は暴力の連鎖を生み出すばかりで、現状は国防とは程遠い。そんな実情に拒否反応を示した者たちが書いた手紙が綴られている。
彼らの手紙には、占領地域でのイスラエル軍の非人道的行為が如実に述べられており、また兵役拒否者それぞれ個人がいかなる理由で入隊を拒否しているのかが伺える。 続きを読む
徴兵制で成り立つイスラエル軍。その目的は国防とされるが、隣国パレスチナへの入植、抑圧戦争が顕著だ。パレスチナ人が住むヨルダン川西岸、ガザ、東エルサレムを軍事占領したイスラエル軍だが、民間人への攻撃が後を絶たない。占領は暴力の連鎖を生み出すばかりで、現状は国防とは程遠い。そんな実情に拒否反応を示した者たちが書いた手紙が綴られている。
彼らの手紙には、占領地域でのイスラエル軍の非人道的行為が如実に述べられており、また兵役拒否者それぞれ個人がいかなる理由で入隊を拒否しているのかが伺える。 続きを読む
フランス人画家ジョルジュ・ビゴーが当時滞在していた明治日本をユーモラスに、時には皮肉を込めて描いた風刺画集だ。
当事者である日本人にとっては当たり前すぎて気にも留めないような日常がみずみずしい感覚で取り上げられている。例えば、職業によって異なる身なりの変化、ふんどし、女性が働く姿や裸体、男女の風俗など、異国文化に溶け込まずしては決して触れる事が出来なかったであろう日常の細事が描かれている。ビゴーの旺盛な好奇心 に驚嘆だ。 続きを読む
落合流人生論。エネルギッシュなエッセイ集である。
その他、著者のエッセイ集として「狼たちへの伝言、2、3」などがあり、なかなか良いことが書いてあるのだが、まぁ、人の言うことは程々に聞いておいて後は自分で物事を考えて生きていかなくてはいけないな、と思った。人のいう事を鵜呑みにせずに「自分で考えろ」といった旨のメッセージも感じるわけで。。。 続きを読む
マゼランアイナメと呼ばれるこの魚。日本では「銀むつ」や「メロ」とも呼ばれているようだが、その魚を巡って密漁船と巡視船が闘いを繰り広げるノンフィクション・ノベルだ。
逃亡劇、追跡劇、読者はどちらの立場で読んでも手に汗握る展開を堪能できる。ある程度の事実に基づいた作品のようなので、まさに迫真と言えよう。密漁を肯定する事は出来ないが、逃げるビアルサ号の狡猾さに不快感を抱きながらも、逃げ切った後に得るであろうビッグビジネスを想像すると命がけの彼らに肩入れしたい気分にもなる。 続きを読む
舞台は鎌倉幕府崩壊後の東北地方。北条の残党らを抑え、奥州を平定すべく陸奥守に任命されたのが本書の主人公、北畠顕家だ。この時、若干16歳。
父・北畠親房の教育により高度な学問を身につけた顕家だったが、陸奥守就任後は武人としての活躍がほとんどだ。時に上洛し、尊氏を始めとする足利勢を何度と無く打ち破り、一度は九州にまで追いやった。経験や軍学を超えた天賦のものが、顕家には備わっていた。彼の人生を象徴すべく、本書には数多くの戦闘が描かれているが、著者は騎馬隊の戦を描くのが得意のようだ。 続きを読む