大名行列に乱れ行ったイギリス人を薩摩藩士が斬り付けた事により薩英間に緊張が走った。
イギリス側は幕府に賠償金を求めるが、幕府は支払いを渋りに渋った。イギリス側は幕府を見限り直接薩摩藩に交渉を持ちかける。 続きを読む
大名行列に乱れ行ったイギリス人を薩摩藩士が斬り付けた事により薩英間に緊張が走った。
イギリス側は幕府に賠償金を求めるが、幕府は支払いを渋りに渋った。イギリス側は幕府を見限り直接薩摩藩に交渉を持ちかける。 続きを読む
大虐殺によって一つの村が消えた。
江戸期初め,重税に喘ぐ常陸の山里、小生瀬村の農民達の苦悩を描いた作品。やがて彼らの不満が百姓一揆となって爆発するが、そんな彼らの細やかな心情がリアルに描かれていた。 続きを読む
松の廊下事件や吉良邸討入りなど、憎まれっ放しの吉良上野介だが、本書の主役はその悪役とされる吉良上野介だ。タイトルから想像するほど吉良を弁護しているわけではないが、敵対関係となってしまった赤穂藩との感情のすれ違いが読者に伝わって来る。
勅使・院使を接待する「御馳走人」を任された赤穂藩領主・浅野長矩。その浅野に饗応の礼儀作法を教えるのが吉良の役目だった。吉良は浅野に恥をかかせまいと最大限の配慮を施したが、浅野に吉良の善意は伝わらず、逆に浅野は吉良に対して怨恨を募らせた。 続きを読む
過激な攘夷論者たちの間で最も過激といわれた水戸藩。その中に苛烈を極めた武装集団がいた。天狗党。
彼らは筑波山で挙兵し、例幣使道を通り日光東照宮を目指した。栃木町、宇都宮、鹿沼、今市などを通るが、彼らは行く先々で住民たちから恐れられ、また時には地元住民から圧力を受けるなどして、厄介者の印象が拭えない。 続きを読む
外圧が高まる幕末にロシア、アメリカなどの列強との外交に辣腕を振るった勘定奉行・川路聖謨の生涯を描いた小説。
川路とロシア使節プチャーチンは北方領土の国境問題をめぐり一進一退の交渉を続けた。詳細な事実を収集し、交渉時の裏付けをとるが、プチャーチンも様々な見地から弁論し一歩も譲らなかった。一座は緊迫し何度も交渉が中断された。何やらただならぬ雰囲気が読者に伝わってくるが、同時に日露両国間による心の交流も描かれており、時折微笑ましくさせる。 続きを読む