幕末の医師、松本良順の半生を描いた小説。
長崎帰りの目付・永井玄蕃頭らの計らいにより、長崎でのオランダ医術習得への第一歩を踏み出した良順。オランダ人医師・ポンペに従事し、基礎から実践までを高いレベルで学んだ。 続きを読む
幕末の医師、松本良順の半生を描いた小説。
長崎帰りの目付・永井玄蕃頭らの計らいにより、長崎でのオランダ医術習得への第一歩を踏み出した良順。オランダ人医師・ポンペに従事し、基礎から実践までを高いレベルで学んだ。 続きを読む
水戸学を学び攘夷思想に目覚めた水戸藩士は、開国派の大老・井伊直弼と激しく対立していた。大老暗殺を企てた水戸藩士を話の軸に事件の全容が描かれている。
以下、私が読中最も緊迫感を抱いたくだりを簡単に要約・紹介する。 続きを読む
偉大な測量家としての顔を持つ林蔵。だが一方では幕府の諜報員的な顔も併せ持っていた。幕府、水戸、薩摩、ロシア、そして名高い海運業者・高田屋嘉兵衛が蝦夷地の利権を巡り暗闘を繰り広げる。小説ならではの壮大な構成だ。しかし、時折それが事実だったのではないかと思わせる箇所が見受けられた。
物語は蝦夷地を舞台に展開していくが、当時の蝦夷地は幕府にとって微妙な土地だった。管理があいまいだったのだ。 続きを読む
物語の主人公は新撰組副長・土方歳三。池田屋への斬り込みから五稜郭での闘いまでを描いた小説。
食うために、選ばざるを得なかった新撰組という人斬りの道。迷いが無かったと言えば嘘になるだろう。それでも、京で治安維持に勤めていた頃は華やかだった。「誠」の旗を見たものは自ずと道を空け、そんな旗印が誇らしくもあった。 続きを読む
縄田一男。一人の時代小説ファンとして彼の名前くらいは知っている。ひとり読後の余韻に浸っている時に解説者として最後に登場するのが本書の著者、縄田一男である場合が多いからだ。本書にはおよそ500作品、250人の作家が紹介されている。
当サイトで特筆している好きな作家たちについても言及されていが、良い事が書かれていればやはり嬉しいものだ。舌足らずな一読者には表現できない事を書いてくれているので、 続きを読む