政治に振り回される一般市民やサッカー選手を当事者たちの目線で捕らえている。危険地帯にも足を運んでいたようだ。文字通り体を張った取材記録であろう。前作、「誇り」を読んで感動したのでふたたび著者の本を読んでみたくなった。
読了:2001年6月 続きを読む
「荒馬を乗りこなすのが楽しいだけで、馬を飼うのは性に合わぬと、半兵衛はいう。天下を治めるのは馬を飼うことに似ている。」バックカバーより。
半兵衛は、稲葉城返還後に隠棲生活を送っていた。厭世的な生活をつづける毎日。ある日、猿面の男が半兵衛を訪れる。半兵衛を軍師として迎えたいという。これは三国志の「三顧の礼」を地で行くような話ですね。劉備が諸葛孔明を軍師として迎えるあの話。 続きを読む
秀吉に仕えた軍師・黒田官兵衛の生涯を描いた小説。天才軍師・竹中半兵衛と入れ替わるようにして秀吉の軍師になった。秀吉が信長に仕えていた時代、交渉に出向いた有岡城で捕われの身となり獄中生活を送った。戻りが遅いため信長に裏切り者と怪しまれ、危うく見殺しにされかかった。さらに、倅までもが生命の危機にさらされた。切れ者であるが故に疑われやすい。そんな軍師の不遇、と言ったところか。
読了: 1993年
織田信長の生涯を描いた作品。
父が病に倒れ、信長が織田家の家督を継ぐところから物語が始まる。 続きを読む
上杉謙信、景勝に仕えた参謀、直江兼続を描いた小説。
兼続のもともとの出身は樋口家で、幼名を与六といった。直江家の後継ぎが早世したため、養子となったのだ。実力が買われ家臣の中でも高いポジションを得たが、彼の出身を知る他の家臣団からの視線は冷たかった。成人した後も「与六」と陰口をたたかれることもしばしばあった。決して居心地の良いものではなかっただろう。しかし、謙信の死後も上杉家の主人、景勝を支え名参謀としてその名を世間に知らしめ、秀吉、家康をも唸らせた。 続きを読む